毎回クロージングってなんですか?
私すぎやんの勝手な造語です。
継続する契約交渉は毎回きちんと締めて次に進めていきましょうという意味です。
毎回クロージング
毎回クロージングとは、すぎやんの勝手な造語ですが、その意味は、契約交渉を断続的に継続して行う場合に、毎回の交渉が終わるたびに、成果(合意事項)と課題(留保事項と今後の予定)を両当事者で確認することを意味します。
「クロージング」とは、取引の完了させる決済行為一般を意味しますが、毎回クロージングとは毎回の交渉のたびにそのクロージングのようなことをしましょうという提案です。
毎回クロージングは、交渉を効果的に進めるためには必須の行為だと考えています。
さらには、その毎回クロージングの内容を議事録やタームシートの形で記録に残すことが重要です。
ほんの数分間の毎回クロージング
毎回クロージングにはそれほど時間がかかるものではありません。
その日の交渉結果を、両者立会いのもと振り返ってまとめることと、次回交渉の日時と交渉内容の予定をすり合わせるだけです。
ほんの数分で済むのが通例です。
そのうえで、議事録やタームシートの記録は簡素なものでもいいので早目にまとめて、相手方と共有すると良いでしょう。
やらないといけないとわかっているものの・・・実際には・・・
毎回クロージングは契約交渉に限らずすべての交渉で必要な基本動作と言っても良いでしょう。
そしてこれが大事だというのは誰もが知っていることと思われます。
しかし実際には毎回クロージングが行われておらず、これまでの交渉で合意したはずの事項について、続く別の打合せのときに蒸し返しの議論を行ったり、客観的にそう重要ではないテーマについて時間をかけて深入り議論を行ったりすることが、意外と多いのです。
これでは、進捗管理ができていない無計画な契約交渉であると言われても仕方ありません。
その日の交渉結果のまとめの時間や議事録等の記録作成の時間というわずかの時間を惜しむと、結果的に不効率のループに陥るリスクがあるということを自覚しておくべきでしょう。
毎回クロージングは、契約交渉に限らずビジネス会議や打ち合わせにおける、基本動作ですね。
あれ?その話前回しましたよね。みたいなことが結構しばしばあるんですよね。